社会:主な取り組み施策

品質保証

安全と安心を担保する品質衛生管理体制

ロイヤルグループでは、「ロイヤルグループ品質保証基準」を制定し、グループ各社に品質保証担当者を置き、グループ全体で”食の安全と安心”を横断的に統括する体制を構築しています。グループ各社の品質保証担当者は、品質保証基準に準じたマネジメントシステムの運用を通じ、店舗・施設への改善指導及び従業員教育を行っています。

東京・福岡の各工場内に衛生検査室を設け、細菌検査・食品安全に関する理化学測定 (放射線、食物アレルゲン、pH測定、水分活性測定)など、徹底した品質管理を実施しています。さらにロイヤルホールディングス株式会社の品質保証推進部が、グループ各社の管理状況を抜き打ちで立ち入り監査し、実効性を客観的に確認するとともに、改善指導を行っています。

グループ内のISO認証取得

ロイヤル株式会社の全製造部門ではISO9001(※1)を取得しており、製品の品質と安全性に対する高い意識を持つよう人材教育を行っています。また、スイートポテト工場では、ISO22000:2018(※2)を、東京ベーカリー工場のミルヒホフ部門と東京食品工場、福岡食品工場のセントラルキッチン部門では、FSSC22000(※3)を取得しました。
ロイヤルホールディングス株式会社 品質保証推進部検査室(東京・福岡)は、国際規格となるISO/IEC 17025:2005(※4)認定を取得しました。東京食品工場と福岡食品工場ではISO規格に則り、検査を実施しています。

  1. ※1 ISO9001=品質マネジメントシステム
  2. ※2 ISO22000:2018=食品安全マネジメントシステム
  3. ※3 FSSC22000=ISO22000を基盤とし、更に幅広い要求事項を加えた食品安全マネジメントシステム
  4. ※4 ISO/IEC17025:2005=試験所認定(グループ会社内適用範囲:ロイヤル㈱工場製品の微生物試験)

社内啓蒙活動

ロイヤルグループでは、社内の安全と安心意識を向上させる取り組みを行っています。

安全と安心についての情報発信

ロイヤルグループでは、従業員向けに食の安全と安心に関する情報を「食の安全・安心フォーラム」として、グループ内ポータルサイト上で発信しています。
また、店舗での教育ツールとして、責任者用・従業員用に「食の安全・安心」に関するハンドブックを活用しています。

品質保証担当者教育

ロイヤルグループでは、グループ各社の品質保証担当者向けに、定期的に必要な知見や事案の共有を図り、社会の求める水準に合わせ、品質保証の仕組みが有効に機能するよう、担当者を育成しています。また各社担当者は、食品安全に関する社外資格の取得を要件として取り組んでいます。

社内研修

社内向けの研修として、食品表示に関する集合研修を実施しています。基礎知識習得のための「基礎編」を基本とし、担当業務に沿った内容にカスタマイズした「業務編」等の表示研修を実施しています。また、食品表示作成に従事する担当者は、社外資格の取得を要件として取り組んでいます。

eラーニング

品質保証について、より広く知識を習得するために、部課長向け・店長料理長向け等、階層別にeラーニングを実施しています。

東京都ミニHACCP認証を取得

2016年4月、東京都内のロイヤルホストが東京都食品衛生自主制度(通称 東京ミニHACCP)の本部認証を取得しました。
食品関係施設の営業者が取り組む、自主的な衛生管理を評価する東京都独自の制度で、営業者がマニュアルなどに自ら定めた衛生管理方法について、申請に基づき認証するものです。

原産地表示

昨今、食に関する「安全・安心」、特にレストランで使用する食材のトレーサビリティ(生産者履歴)への関心が急速に高まっています。これにお応えできるよう、当社グループではロイヤルホスト・天丼てんや・シズラー・シェーキーズなどにおいて、店頭の表示パネルやホームページで主要食材の原産地表示を行っています。

「お客様の声」の当社サービスへの反映

お客様満足への取り組み

お客様に選ばれる、“食”&“ホスピタリティ”の提供

ロイヤルグループは、創業以来、「“食”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を基本理念として取り組んでいます。
お客様の視点から、商品開発力やサービスの見直しを行い、その強化に努めています。

「お客様対応方針」の制定

ロイヤルグループでは、お客様満足度の向上を目的とした「お客様対応方針」を制定しました。本方針は、ロイヤルグループ経営ビジョン2020の最大の目標と掲げている「お客様の満足」推進の一環として、日々の営業活動においてお客様満足を意識した対応を表明するものです。

ロイヤルグループお客様対応方針

ロイヤルグループは、下記の方針に従い、グループ全体でお客様満足の向上を目指します。

~ 基本方針 ~

  1. お客様の声(相談・問い合わせ・要望・苦情・おほめ・感謝等)は、ロイヤルグループ全体に向けられたものと理解し、誠実かつ迅速に対応いたします。
  2. お客様からのお申し出は、公正・公平かつ適切に対応いたします。
  3. お客様の声は、感謝を持って受け止め、より良い商品とサービスを持続的に提供するための貴重な情報源とします。
  4. お客様の権利を保護するため、法令・規制を遵守いたします。

「お客様相談室」の設置

当社グループでは、お客様からいただいたご意見・ご要望をもとに、よりお客様から信頼され、満足していただける商品とサービスの提供ができるよう『お客様相談室』を設けて、商品・サービスの改善に努めています。

「お客様相談室」の取り組み

ロイヤルホールディングスお客様相談室は、ロイヤルグループの総合受付窓口として、お客様対応方針のもと、お客様の声一つひとつに対して、誠実で迅速な応対を心掛けています。 いただいたお声は速やかに当該事業会社にフィードバックし、事業会社よりお客様への適切な応対を実施しております。また、お客様から寄せられたお声は随時集計分析し、より良い商品とサービスの向上に役立てるための貴重な情報源としております。 当社グループに関するお問い合わせ、ご意見、お気づきの点がございましたら、下記の窓口からお気軽にお問合わせ下さい。

お客様相談室へのお問い合わせ

お客様の声に基づいた取り組み

CS調査:JCSI(日本版顧客満足度調査)

サービス産業生産性協議会が実施する日本最大級の調査「日本版顧客満足度調査(JCSI)」において、「ロイヤルホスト」「リッチモンドホテル」の調査が行われています。お客様のアンケート調査により、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足度」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6つの指標が算出され、数値の変化やお客様の回答を参考に、各社のCS向上に役立てています。

「ROYAL CS Conference」 や「Special Thanks」の開催

グループ全体のCS向上を更に高めるために全事業会社がCS向上に取り組んだその活動プロセスをシェアし、互いに学ぶ「ROYAL CS Conference」や、お客さまや社会のために大きく貢献寄与された従業員の方々へロイヤルグループとして感謝の意を伝え、グループ全体で共有する「Special Thanks」を定期的に開催しています。

CSR活動

ハラルへの対応

2015年6月に宗教法人日本イスラーム文化センター(マレーシアJAKIM相互認証取得)によるハラル認証を取得し、同年12月より販売を開始しました。現在、ロイヤルオンラインショッピング(Royal Online Shopping)や一部の大学生協において販売をしています。食禁忌は特別な食事ではなく、選択肢の一つとして社会に定着することを目的に、安心で美味しい商品を提供してまいります。

ロイヤルオンラインショッピング

大手ECサイトにも掲載し、販路を広げています。

学生への教育支援

ロイヤルホストやシズラー、リッチモンドホテルなど、ロイヤルグループ内の店舗では、近隣の学校や団体からの職場体験学習を受け入れています。職場体験では、正しい手洗いや料理の仕込み、清掃といった様々なプログラムを実施しています。

管理栄養士になるための職場体験実習

2018年から、ロイヤルコントラクトサービス株式会社では、管理栄養士になるための職場体験実習に協力しています。関東や関西の店舗で大学生を店舗に受け入れています。

地域の小中学校で出張授業を実施

地域の小中学校からの要請に応じ、ロイヤルグループで働く従業員が、飲食店の仕事について、また働くことの大切さについて講話するなど、出張授業を実施しています。

産学連携プロジェクトを実施

マーケティングや栄養学を学ぶ大学ゼミと連携し、企業講話や生徒のみなさんとのディスカッション、プレゼンテーション審査といった産学連携プロジェクトを実施しています。

親子で学ぶベジフルキッズクラブを実施

2004年より、シズラーでは小学生を対象とした食育イベント・ベジフルキッズクラブを開催しています。専属の野菜ソムリエと一緒に、親子でクイズやゲームにチャレンジしながら、野菜や果物について五感で体感しながら学びます。
500名以上のお子様に「ベジフルキッズマイスター認定証」をお渡ししており、夏休みの地域イベントとして定着しています。

大規模災害時の帰宅困難者支援

首都圏のロイヤルホストや天丼てんや直営店(※)、シェーキーズ直営店(※)、専門店の一部において、大規模災害時の帰宅困難者支援対策に取り組んでいます。(※一部店舗を除く)

店舗で実施する内容

大規模災害時により交通が途絶した際、徒歩帰宅者に対し

  1. 水道水・トイレを提供する
  2. ラジオやテレビ等で知り得た災害情報の提供を行う
  3. 一時的に休憩の場を提供する

大規模災害時の海上自衛隊への協力

東京食品工場が加盟する京葉食品コンビナート協議会は、2016年9月、海上自衛隊との「災害発生時の岸壁使用協定」に調印しました。災害時に自衛隊の救助部隊が一刻も早く被災地に到着し活動できるよう、民間の操船余地を自衛隊の救助活動に提供することを取り決めました。

TABLE FOR TWOへの協力

TABLE FOR TWO(TFT)とは、ヘルシーメニューを購入すると、代金のうちの20円がアフリカの子供たちの給食代として寄付されるという取り組みです。現在、福岡の本社・東京本部・東京食品工場の3カ所で実施しており、2022年は総額250,007円を寄付し、アフリカの子供の給食12,500食分相当となりました。
また、ロイヤルコントラクトサービス株式会社では、委託されている一部の社員食堂で、クライアント様のTFTの取り組みに協力させていただき、2008年(平成20年)5月からヘルシーメニューを提供しています。

TABLE FOR TWOに関する詳しい情報

ユニセフ(国連児童基金)への協力

ロイヤルグループでは、全国の店舗に募金箱を設置し、そこでお客様からお寄せいただいた募金は全て財団法人日本ユニセフ協会に送金させていただいています。

2022年 募金総額
2,876,851円(グループ合計)
※ウクライナ緊急募金を含む

ご協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

財団法人ユニセフ

適マークの取得

適マーク制度とは、消防法令ほか、建築構造等に関する基準が認められると、消防機関から「適マーク」が交付されるものです。リッチモンドホテルでは、安全を第一に考え、適マーク制度に積極的積極的に取り組んでいます。2022年5月現在、3年間表示基準に適合している適(金)マークを26ホテル、適(銀)マークを2ホテルが既に取得しています。

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